【足利】銭湯 花の湯 ~映画にも登場!現存する唯一の銭湯 ★★★★

祝☆「湯を沸かすほどの熱い愛」が第90回アカデミー賞外国語映画賞にエントリー!12月20日(水)21:00~テレビ東京にて地上波発放送!映画ロケのあった足利市内にある唯一の銭湯「花の湯」の入浴レポートです。

最終更新日  2018/3/3 訪問日  2017/9月他 10回以上

【銭湯 花乃湯】基本情報

せんとう はなのゆ

住所:〒326-0805 栃木県足利市 巴町2541−1
TEL:0284-21-8538
公式サイトなし

【営業時間・定休日】

営業時間:14:00~22:00 *営業時間が変更になりました
料金:大人350円 中小学生130円 6歳以下70円
定休日:日曜日

口コミ評価:google4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆渋すぎるレトロな銭湯が好き
◆見事なペンキ絵のある銭湯が好き
◆あつ湯でなければ銭湯にあらず
◆湯上りに赤ちょうちんで一杯ひっかけたい


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【建物にも湯舟にもしびれる昭和のレトロ銭湯 花の湯】

銭湯「花の湯」は、足利市内の中心部から徒歩5分ほど、元は花街だった「北仲通り」にある足利で唯一現存する銭湯です。

「花の湯」のある北仲通りと巴町、雪輪町界隈は鄙びた赤ちょうちんの居酒屋も多く、以前から裏路地マニアや廃墟系マニアには密かに人気のあったのですが、ここはそのうち映画で大々的に使われるだろうと思っていた場所の一つです。

近年、観光でやって来た人も「花の湯」の前を通りがかると、ここは千と千尋の神隠しか!と重厚でレトロな建物に驚くようです。道後温泉本館や別府竹瓦温泉のミニ版のような佇まいです。

そんなレトロな外観がロケハンの目に止まり、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」のロケ地に選ばれました。映画に出てくるのは「花の湯」の外観と北仲通り、渡良瀬川の風景、最後のシーンでは葉鹿にある福祉施設「緑ヶ丘育成園」が登場します。お風呂の内部は既に閉館してしまった目白台の方にある銭湯です。

以前は3軒ほど市内に銭湯があったと思いますが、家庭のお風呂が普及し、燃料費の高騰等の事情で最後に残ったのが「花の湯」です。銭湯は組合で一律料金が規定されていて、今でも350円で入浴できます。

そんな「花の湯」もいつ暖簾を降ろそうかという時に映画のロケ地に選ばれ、今までの常連さんの他にも映画を見たという若いお客さんや外国人観光客も訪問するようになったようです。

私が幼稚園の頃に祖母に連れられて銭湯デビューをしたのも「花の湯」で、とても思い出深い場所です。ただ、当時は熱すぎて湯船に入ることはできず、実際に入浴できたのは何十年後でした(^o^)

昼間の「花の湯」(2014年)

昭和28年(1953年)に建てられたそうです。

夜の「花の湯」(2017年)

ロケがあったのは2015年。映画のロケに使われる前(2014年)は現在より鄙びた雰囲気が漂っていました。

映画の中ではみどり色の暖簾に「幸の湯」と書かれていました。

2017年9月の「花乃湯」の暖簾

2017年12月の「花乃湯」の暖簾。リニューアルされたのか、季節によって色を変えているのか。

入口に貼ってあった「湯を沸かすほど熱い愛」のポスター

何十年前の映画かと思うほど日に焼けて、かえってレトロな銭湯にふさわしいインテリアに。

館内にあるポスターは綺麗なままです。

全国公衆浴場組合は・・・応援していますと書いてありますが、私がこのポスターを見たのは鹿児島の銭湯でして、あぁ「花の湯」でロケしていた映画はこれだったのか!と思わぬ場所で知ったのでした。

暖簾をくぐると左に女湯、右に男湯のドアに分かれています。

中央の番台には女将さんが座っています。顔出しはNGということで、撮影はできませんでした。

下駄箱も昔ながらの木札で鍵がかかるタイプ。

ただ、地元の人は面倒なのか、鍵をかけていないようです^^

脱衣所は黒光りする板の間にレトロなロッカー。常連さんのお風呂セットが並んでいます。

レトロな体重計

銭湯なので石鹸もシャンプーも要持参なのですが、「花の湯」では使いきりタイプからボトル、歯ブラシや歯磨き粉、カミソリも販売しています。

地方の温泉に行くとたまに目にするコイン式のドライヤー

20円というのは10分の料金かな。

脱衣所からはガラス張りの浴室が見えます。

訪問したのは土曜日の夜でしたが、代わる代わるご近所さんと思われるお客さんがやってきて、ほんの10分足らずの合間に急いで許可をもらい撮影しました。

営業時間は13:30~22:00まで。日曜日はお休みです。

月、水、金は薬湯があるそうです。

3軒右隣の赤ちょうちんのお店「美川巴町店」とのコラボ企画なんていうのもやっているそうです。

この北仲通りは、ビール+おつまみセット1,000円で飲み歩ける「ほろ酔いウォーク」というイベントを季節ごとにやっていて、以前はオジサンしかいなかったお店にも若い人が増えました。

そして、ここからようやく「花の湯」のお風呂の紹介です。

入口正面から見た女湯。奥には湯舟、手前2列と右1列にカランがあります。

壁のペンキ絵は比較的最近に描かれたものですが、なかなか立派です!

女湯の方には富士山が見えませんが、男湯の方にはバッチリ見えます。

と言っても、日本一の富士山ではなく、蝦夷富士(羊蹄山)で、しかも大沼から見たというマニアックな設定らしいです。

天井は高く通気口があります。冬でもそれほどモクモクしていないのかな。

カランの壁には別の絵が。

中華風の建物が描かれていますが、どこなのか。正面には富士山があったので、箱根か堂ヶ島から見た富士山かと思いましたが、違うならば松島か。五大堂とも形は違うし。他に色々伺いたい話があったので、聞きそびれてしまいました。

浴室の片隅に置いてあるのはもちろん、ケロリン桶です。

黄色いのは私も持っています(^o^)

黄色い桶は関東深型と関西浅型があり、置いてあるのは関東深型。ベージュの方は関西浅型のようですが、全国廻っていても他でこの色を見た記憶がありません。元は白いようですが、色も変色してますし、相当古いものかと。

身体を洗っていざ湯船へ。

浴槽は2つに分かれていて、中央にある岩の両側からお湯が注がれています。

どちらかが熱く、どちらかがややぬるいのかと思ったら、実測で43.8℃と同じ温度でした。まだ入れる温度でしたが、48度くらいになっている日もあるそうです^^

水道の蛇口があるので加水できますが、お水を足して入るお客さんはいませんでした。ただ、長湯するお客さんもおらず、ほとんど烏の行水で帰って行きました。

右側の湯船の壁の中央にはライオンの口がありますが、飾りでお湯は出ていませんでした。こちらの方が少し深くて、立ちあがってもおへそのあたりまであります。80センチくらいあるかな。

タイルの色で青っぽくみえるお湯ですが、もちろん温泉ではなく無色透明の真水です。

薪ボイラーでお湯を沸かして循環させています。衛生のために塩素系薬剤を使っているでしょうが、カルキ臭はしませんでした。

壁にはレトロな看板が。ありがちなキヨーレピオンかと思ったら、足利で唯一の餃子専門店「マロンギヨーザ」(伊勢町〇×番地)と書かれています。地図で見たら現在も営業している「丸金ぎょうざ」でした(笑)。

湯舟から見える浴室

44度近くあると、ほとんどの人は自宅のお風呂では経験のない温度ではないかと思います。

私も銭湯デビューした際も、足を入れただけでしびれるくらい熱かったのを覚えています。何度も連れて来られたのに、一度も湯船に入ることができず、水を入れると他のおばあちゃんたちに怒られるし、裸のままじっとそばで見ているだけで終わったという苦い思い出が(^_^;)

それが今では46℃くらいまでなら入れます^^ 歳を取ると皮膚感覚が鈍くなるようで・・・。

以前のおぼろげな記憶では、浴槽は今のようにまたいで入るのではなく、床と同じ高さに水面があるタイプで、浴室の左側に2槽あったような。40年近く前なので、覚えている方がいらっしゃたら教えてください。

壁にはロケで訪問した俳優さん達のサイン。

左から、宮沢りえさん、杉咲花さん、松坂桃李さん。

日付は2015年6月26日になっていました。

脱衣所に貼ってあった2017年2月9日の新聞記事。

日本アカデミー賞最優秀賞期待の文字。

残念ながら、この年の最優秀作品賞は「シン・ゴジラ」でしたが、「湯を沸かすほどの熱い愛」は、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞、新人俳優賞の6部門で受賞しました。

更にその中から、主演の宮沢りえさんは最優秀主演女優賞を、娘役の杉咲花さんは最優秀助演女優賞を獲得しています!女優さんが光る作品だったようです。

【あらすじ】

銭湯・幸の湯を営む幸野家。
しかし、父(オダギリジョー)が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。
母(宮沢りえ)・双葉(杉咲花)は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。

そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。
その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。
【家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる】【気が優しすぎる娘を独り立ちさせる】【娘をある人に会わせる】
その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。
そして家族は、究極の愛をこめて、母を葬(おく)ることを決意する。~楽天ブックスより

脚本・監督:中野量太 2016年10月公開

テレビ放映で見ましたが、最後に病室の窓の下からみんなが〇〇するシーンにはジーンと来てしまいました。

 

本家の米国アカデミー賞では外国作品賞にエントリーしたということで、これを機に日本の銭湯文化が広まるといいなぁ。そして、「花の湯」も末永く続いてほしい。

【銭湯 花の湯 お風呂の感想】

重厚な建物も、浴室のペンキ絵も、湯船も全て写真に収めたくなる素敵な銭湯です。

家のお風呂でもなく、今どきの立派なスーパー銭湯でもなく、昔ながらの銭湯には独特の味わいがありますね。

お湯が熱いので、入れないという人も多いでしょうが、ゆっくりかけ湯をしながら慣らしていくと意外と入れますよ。

近所には人気の中華料理「泰鵬本店」もありますが、ラーメンを食べた帰りにでも思い出したら寄ってみてください。家族で神田川ですよ(^^♪ 織物会館の駐車場は飲食店で無料券をもらえますので、その時間の間に一風呂できます。

お風呂の湯加減 ★★★3.5

お風呂の雰囲気 ★★★★4.6

清潔感 ★★★★4.0

接客 ★★★★4.3

コスパ ★★★★4.5

総合 ★★★★4.18

*基準点は4.0点/5.0点



この銭湯の情報、訪問した感想がございましたら、コメント欄へお寄せください。


*情報は掲載時のものです。
変更されている場合がございますので、お出かけの際には事前に店舗・施設にご確認ください。

【花の湯へのアクセス】

◆車
北関東道「足利IC」から10分、「太田桐生IC」から15分、東北道「佐野藤岡IC」から30分。駐車場あり。
ドラぷら
◆電車
東武伊勢崎線「足利市駅」から徒歩12分、タクシーで5分、JR「足利駅」から徒歩16分、タクシーで4分。各駅からあしバスアッシー「通3丁目」又は「通4丁目」バス停から徒歩1~2分。
Yahoo!路線情報あしバスアッシー時刻表

地図


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